★国立西洋美術館・東京国立博物館

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さて旅行2日目ですが、上野公園に行ってきました。

メトロの上野駅を下りてから階段を上って、とりあえず西郷さんの像を拝んで

上野公園・西郷さん

その後不忍池を見学(ってボートにも乗らないで、ほんとに見ただけでしたけど)。

不忍池

ちなみに以前にも上野公園には行った事があったのですが、夜中だったのでほとんど人気もなく、寂しい感じだったのですが、その日は天気が良く、しかも休日だったので、人は結構いましたね。

で、その後国立西洋美術館を飛ばして上野公園内をしばらく散策。黒田記念館へと向かいました。当初から知っていたのですが、ここは木曜日と土曜日の午後しか一般公開してないらしくて、残念ながらその日黒田青輝の「智・感・情」「湖畔」などを見る事はできませんでした。
とりあえず入り口の写真だけ。

黒田記念館

「芸大の学生は好きな時に見れるんだろうなあ」と未練を残しながら、国立西洋美術館に戻る事にしました。

国立西洋美術館

国立西洋美術館は松方正義(「松方財政」で有名ですね)の一族の松方幸次郎氏が、収集した美術品、いわゆる「松方コレクション」を中心にして作られた美術館です。
残念ながら時間が限られていたのでマティス展には行かず、常設展だけ見てきたのですが、それだけでも見ごたえは、かなりありました。
聖書を題材にした絵が多かったように思います(西洋画なので当然ですが)。

中でも興味を持ったものを何点かを簡単に。
「ソドムを去るロトとその家族」という絵がありました。
これは聖書の記述、ソドムとゴモラが神の火によって滅ぼされた話が、題材となっています。
個人的には聖書よりも、映画「天空の城ラピュタ」で、ムスカがこの記述にちなんだ発言をしていたのがすぐ頭に浮かびます。
聖書の話を知っていてこの絵を見ると、絵だけではなくその先に広がる世界があって、非常に面白いのではないかと思います。

次に国立西洋美術館には、ダビデ(ダヴィデ)とゴライアテ(ゴリアテ)の決闘の話をモチーフにした絵が何点かありました。
ダビデ自体は、ミケランジェロの彫刻「ダビデ像」で有名なのですが、この決闘の話は日本ではあまり馴染みがありません。
これは聖書の中のお話なのですが、ペリシテとイスラエルという国が戦争をしていた際、ペリシテ軍の巨人(身長3mぐらいらしいです)ゴライアテは、イスラエル軍に一対一の決闘を挑みます。
その時応じたのが、のちに王となる少年・ダビデでした。
決闘の際彼は手製の投石器を使い、見事ゴライアテの頭を石で砕き、イスラエル軍を勝利に導いたとあります。
この話をモチーフにした作品は、たくさんありますが、
この話を知っていて絵を見るのと、知らないで見るのとでは大違いです。是非参考にされて下さい。
ちなみに映画「天空の城ラピュタ」でも、ゴリアテという名前の空中船が出てきますね。

で、話を元に戻すと、他にはマティエという人の絵が綺麗でした。私はこの画家を知らなかったのですが、フランス絵画の肖像画の巨匠らしいですね。
すごくきれいな肌の色をした夫人の絵を描きます。あくまで個人的なフィーリングですが、ラファエロとルーベンスを足して2で割ったような絵を描きます。
この人の作品は結構今後注目したいと思います。

で、ドラクロワとかコローとかの絵を見て終わったのですが、「あれっ、ロダンの考える人がなかった」と思ったら、入口の所にありました。
国立西洋美術館・ロダン・考える人
特に案内標識もないので、見逃さないように注意してください。
観賞時間は、2時間ぐらいですね。じっくり見たければ半日ぐらいでしょう。ちなみに毎月第2・4土曜日は無料観覧日らしいです。


それで 次は 東京国立博物館へと向かいました。
東京国立博物館

西洋美術館が数時間で見る事ができたので、同じぐらいの時間で東京国立博物館も見れるだろうと、簡単に考えていましたが、とんでもない!
はっきり言って、全部丁寧に見ていこうとすると、半日から一日かかります。

建物は本館・東洋館・表慶館(企画展)・平成館(主に特別展)・法隆寺宝物館の主に5つあるのですが、私なんか三時間で、本館・東洋館・表慶館の3つしか見れませんでした。
しかも駆け足で見て、です。東洋館は思ったより階数があるし、本館は二階しかないけど想像以上に広くて展示品も多いんです。結構歩き疲れます・・・。
(と言ってもルーブル美術館ほどは広くないですよ・・)

で、東洋館は、東洋とは名前が付いていますが、広くアジアの美術・工芸品を展示しています。
中国・朝鮮半島・インド・エジプト・ペルシアなどジャンルは様々です。
文字の書かれた中国の壁(尭・舜・禹に絡んだ記述など)も展示されていました。
(大英博物館のような超ビックな展示物は期待しないで下さいね)
あとエジプトのミイラもありましたね。

で、本館は主に日本美術の館ですね。
教科書でよく見る土偶や、刀剣・螺鈿などが良く展示されていました。

ちなみに私が行った時、表慶館は企画物だけでしたので、感想は割愛させていただきます。

全体的にはあまりじっくり見れなかったので、詳しく述べられないのが非常に残念です。
(閉館時間が来てしまったのです)
しかし概して言える事は、収蔵品の物の状態がいいです。傷がついていたり傷んでいるものが少ない。
(あっても修復されているんだと思います)
見ごたえはかなりありますね。

平成館・法隆寺宝物館は完全に見逃してしまいました。
今度上京したときに、時間をとってみたいと思います。
それにしても、これだけの物があって、観覧料420円は安いのでは?、と思いますね。

東京に関する物は、以上ですね。次回は高松に飛びます。
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