★大塚国際美術館その1

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さて、旅行最終日、大塚国際美術館へ行きました。

そもそもこの美術館なぜ鳴門にあるかというと、大塚製薬グループの会社が鳴門の砂を使って事業を行ったのが由縁となり、大塚製薬75周年記念事業として、この美術館が設立されたようです。開館も1998年3月と、比較的新しい美術館です。

この美術館の特徴は、「陶板名画美術館」だという点です。
具体的には、オリジナルの絵画の写真を基に、世界の名画を陶板に焼き付け、元の絵画を忠実に復刻・再現しています。
一言で言ってしまえば、広い意味でイミテーションになってしまうのかもしれませんが、世界の名画をこれだけ一堂に、再現しているのはここしかないでしょう。
だから本物は何一つとしてないのですが、それでもとても有名な美術館です。

私も前から気になっていたのですが、美術館の名前を憶えきれていなくて、「大阪国際美術館」と勘違いしていたので、今まで探す事ができていませんでした。
ただ今回やっと見つける事ができて、訪問する事ができました。

鳴門駅からはバスで行くのですが、これも1時間に1〜2本しかありませんので、ご注意を。
ちなみに私は朝9:30頃に出ましたが、バスに乗っている人は3〜4人ぐらいで少ないです。

で、海沿いを20分程度バスで行くと、大塚国際美術館に着きます。

美術館概観

横断歩道があるのですが、ここを利用して渡らないと警備員の人に注意されます。
コンビニなどは、近くには何もありません
(昼食は美術館内のカフェで食べましょう。値段的にはそこまで高くはないです)。

入館料は3,150円です。美術館にしては高いですが、豪華な作品群を見ればそれも仕方ないと思います。
入ってすぐ、長いエスカレーターを昇ります。
このあたりは、熱海にあるMOA美術館と同じような感じです。いい予感。
エスカレーターを昇り終わると、一番最初に目にするのが、システィーナ礼拝堂です。

システィーナ礼拝堂

写真は2階から撮影したものです。通常美術館では写真撮影不可なのが常識ですが、ここは陶板が基なので、いいようです。
ただ「作品のみの写真撮影はご遠慮ください」と冊子に書いてあります。
ですから著作権の問題もある為、ここでは写真の一部だけを公開していきたいと思います。

本筋に戻りますが、このシスティーナ礼拝堂に再現してあるのは、ミケランジェロの「最後の審判」です。
前面の壁にはイエスを中心に、地上左側で善人が救われ、地上右側で悪人が地獄に落とされる様子が描かれています。
この美術館がすごいのは、やはり天井画も再現している点ではないでしょうか。天井には聖書の物語が描かれているのですが、ミケランジェロはこの絵を描いたことによって、天井から落ちて目に入った絵の具が元で、目を傷めた(失明?)と言われています。

次ですが、スクロヴェーニ聖堂があります。
スクロヴェーニ聖堂

これはジョットの作品で、これも教会内が再現してあります。
ちなみに美術館では、グレゴリウス聖歌がひそかに流れていました。
なかなか粋な計らいです。

次にはフェルメールの作品の部屋があります。
フェルメールは残っている作品が少ないのですが、
「真珠の耳飾の少女」や「牛乳を注ぐ女」は有名です。

ポンペイの秘儀の間も再現してあります。
ポンペイ秘儀の間

この部屋も普通のポンペイ展では見れないでしょう。

古代の間ではアレクサンダー大王の絵があります。
これは世界史の授業では有名な絵なのですが、ダレイオス三世との戦いの絵です。

また「小鳥に説教する聖フランチェスコ」(ジョット)の絵もあります。
これは確か、どこかの教会壁面画だったと思います。
聖フランチェスコの伝説自体は、キリスト世界では有名なようです。
(ちなみに私が知ったのは、MASTERキートンの漫画です)

以上が大塚国際美術館・地下3階(と言っても山の中の地下)の簡単なご案内です。

まだまだ話せば長くなるのですが、あまり長々述べていくのも好きではないので、今日はこの辺で終わります。
次回は地下2階の絵画について、ご案内したいと思います。

大塚国際美術館


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